愛媛大学,金沢大学,北里大学,京都府立医科大学,杏林大学,近畿大学,慶應義塾大学,国際医療福祉大学三田病院,順天堂大学,筑波大学,東京歯科大学市川病院,東京女子医科大学,東邦大学大森病院,鳥取大学,広島大学,福岡大学,宮田眼科病院,和歌山県立医科大学
正常
感染性角膜浸潤
非感染性角膜浸潤
角膜瘢痕
腫瘍性病変
角膜沈着・ジストロフィ
急性緑内障発作
水晶体混濁
水疱性角膜症
【教師データ】前眼部カラー写真(ディフューザ法)5,270枚 ※1症例1枚の画像を使用
→物体認識モデルYOLOv5を使用して教師データを学習し,AI自動分類プログラムを作製した.
【検証データ①】前眼部カラー写真(ディフューザ法) 500枚 ※教師データとは異なる症例
→学習済みプログラムおよび眼科医による読影を行い,結果を比較した.
Ueno Y, et al. Deep learning model for extensive smartphone-based diagnosis and triage of cataracts and multiple corneal diseases. Br J Ophthalmol 2024:bjo-2023-324488. doi: 10.1136/bjo-2023-324488. Epub ahead of print.
※Supplementary Materials(Fig.S5)を改変
開発したAIプログラムは画像を読影し,各分類名の尤度(予測スコア)を付与する.赤矢頭で示したような小さな病変であっても認識し,高精度で検出することが出来た.
青字:画像の臨床診断名
赤字:AIの解析結果(分類名と尤度)
AIおよび眼科医2名の正誤を表す混同行列チャートを示した.対角線上のセルが濃い色であるほど高い陽性的中率を反映しており,AIは誤答が少ない一方,眼科専攻医(Resident)は誤答が多かったことが分かる.500枚全体の陽性的中率はAIが88.8%であり,角膜専門医の平均(82.7%)や眼科専攻医の平均(79.5%)より高かった.
【検証データ②】スマートフォン写真 336枚 ※アップル社 iPhone 13Pro,マクロ撮影,アタッチメント無し
→細隙灯顕微鏡によるディフューザ写真を学習済みのYOLO v5で解析した.
スマートフォンのマクロ撮影を用いることで,高画質な前眼部カラー写真を取得可能である.細隙灯顕微鏡で学習したAIを用いて分類すると,学習データの違いにより陽性的中率は低下したが,AI分類の尤度に閾値を設けることで陽性的中率は向上した.尤度が98%以上の画像に限定すると陽性的中率91.7%となり,細隙灯顕微鏡ディフューザ写真と同等の精度である.9分類を緊急度別に4つに分けて解析し,スマートフォン写真をAI自動分類することで高精度のトリアージに利用可能であると示された.
]]>The post ドナースクリーニングにおけるHBc抗体陽性の取り扱い first appeared on 日本角膜学会.
]]>2023年12月より厚生労働省からの通達にて、全てのドナースクリーニングにおいてB型肝炎のHBc抗体検査を行うことになりました。HBc抗体は日本人の20-30%で陽性と推定されています。
しかしながら、これまで角膜移植によるB型肝炎発症の事例のないこと、海外の報告においてもHBc抗体陽性ドナーからの角膜移植でB型肝炎発症を生じていないことより、日本角膜学会ならびに日本眼科学会にて以下のように取り扱うことを決定しました。
HBs抗原陰性、HBc抗体陽性 においてはドナー角膜をこれまで通りに移植に用いる。
ただし、追跡可能とするため、ドナーとレシピエントの血液、可能なら角膜組織の一部(輪部など)を保管すること。
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]]>The post 日本角膜学会年会費の徴収方法 変更手続きのおねがいについて first appeared on 日本角膜学会.
]]>「日本角膜学会年会費の徴収方法 変更手続きのおねがい」を会員メールにてお送りしております。
お手続きをお願いいたします。お問合わせは事務局までお願いいたします。
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]]>The post マイボーム腺機能不全診療ガイドライン first appeared on 日本角膜学会.
]]>*天野史郎(MGDワーキンググループ):あたらしい眼科 27:627,2010
目的:MGDの診療に関わるすべての人に対して,診断や治療に関する医療行為の決定を支援するための診療ガイドラインを作成する.
方針:作成にあたっては,可能な限りMinds方式に準拠し,エビデンスに基づいた診療ガイドラインを作成するように留意した. 取り上げる論文は原則として無作為化比較試験(randomized controlled trial :RCT)とし, 必要に応じてその他の論文も取り入れる.
さまざまな原因によってマイボーム腺の機能が瀰漫性に異常をきたした状態であり,慢性の眼不快感を伴う.
(従来の定義を踏襲)
①先天性
②閉塞性(原発性,続発性)
③萎縮性(原発性,続発性)
注釈:続発性の要因としては,以下のものが考えられる.
加齢,アレルギー眼疾患,眼瞼炎,Stevens-Johnson症候群,眼類天疱瘡,移植片対宿主病,Sjögren syndrome症候群,トラコーマ,薬剤性障害,化学傷,熱傷
分泌減少型MGDの主な病態
有病率に関しては, 日本での6歳から96歳までの住民を対象としたpopulation-based studyでは,19歳以下で0%,20歳代11.8%,30歳代5.6%,40歳代21.6%,50歳代32.8%,60歳代41.9%,70歳代48.4%,80歳代63.9%であった.
Arita R, et al. Am J Ophthalmol 207:410-8, 2019.
MGD発症のリスク因子としては, 加齢, 男性および閉経後女性, アジア人, VDT作業,喫煙,ソフトコンタクトレンズ装用,緑内障点眼薬, 糖尿病,脂質代謝異常,高血圧,甲状腺機能亢進症, 酒さ,Sjögren症候群,Stevens-Johnson症候群,移植片対宿主病,アンドロゲン欠乏などがある.
MGDの診断に有用な検査は, 自覚症状の聴取, 眼瞼縁の解剖学的変化(マイボーム腺開口部閉塞所見,眼瞼縁血管拡張,粘膜皮膚移行部の移動,眼瞼縁不整)の観察, meibumの量や質の変化の観察, マイボグラフィー.
これらのうち, MGDの診断に必須の自覚症状, マイボーム腺開口部閉塞所見, meibumの量的・質的変化は診断基準に組み入れられ, それ以外の検査は参考所見として診断基準に記載された.
以下の1,2をいずれも満たすものを分泌減少型マイボーム腺機能不全とする.
眼瞼縁の異常および分泌物の質的,量的異常
①または②を満たす場合,2を満たすと考える.
①マイボーム腺開口部閉塞所見を瀰漫性に認める.
②拇指による眼瞼の中等度圧迫,もしくは鑷子や鉗子による眼瞼の圧迫でマイボーム腺開口部からのmeibumの圧出が低下している,もしくは粘稠なmeibumの圧出を認める.
注釈
以下の所見は,分泌減少型マイボーム腺機能不全のサブタイプ診断,重症度判定,鑑別診断のために有用であり,参考所見としてその有無を評価することを推奨する.ただし診断基準には含めない.
①マイボーム腺開口部周囲の血管拡張もしくは瞼縁の発赤
②粘膜皮膚移行部の前方または後方移動
③眼瞼縁不整
④マイボグラフィーによる腺脱落
⑤角膜異常所見(フルオレセイン染色異常,血管侵入,結節)
⑥涙液層破壊時間,涙液層破壊パターンの異常
強く推奨:温罨法
弱く推奨:眼瞼清拭, meibum圧出, アジスロマイシン点眼, ステロイド点眼, オメガ3脂肪酸内服, 抗菌薬内服, intense pulsed light, thermal pulsation therapy.
推奨の基準を決める際には, エビデンスに基づく有効性・安全性以外に, 保険適用があるかといった点も考慮された. 従って推奨が弱いからといって効果が低いというわけではない. 高い効果の期待できる治療法であっても自費診療の対象となる場合は弱い推奨になっている.
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]]>The post 角膜疾患研究支援プログラム first appeared on 日本角膜学会.
]]>The post 角膜疾患研究支援プログラム first appeared on 日本角膜学会.
]]>The post 角膜移植全国調査<中間報告> first appeared on 日本角膜学会.
]]>島崎潤(東京歯科大学)
稲富勉(国立長寿医療研究センター、京都府立大)
小林顕(金沢大学)
臼井智彦(国際医療福祉大学)
相馬剛至、山田佳子(大阪大学)
「全国調査中間報告データ」
「全国調査中間報告データ」
「全国調査中間報告データ」
スタディー | 白内障術後 | LI | 緑内障術後 | フックス |
---|---|---|---|---|
前回のBKスタディ1 | 44.4% | 23.4% | 5.3% | 1.9% |
今回 | 25.2% | 18.2% | 20.8% | 10.9% |
*1. Shimazaki J, et al. Cornea 2007;26:274-8
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]]>The post 角膜カンファランス2026会長立候補申請書 first appeared on 日本角膜学会.
]]>会長立候補申請書
The post 角膜カンファランス2026会長立候補申請書 first appeared on 日本角膜学会.
]]>The post 角膜カンファランス2022のホームページへのリンクを設定しました。 first appeared on 日本角膜学会.
]]>次回の学会ページにてご確認ください。
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]]>The post アジア角膜学会(ACS2020)のホームページへのリンクを設定しました。 first appeared on 日本角膜学会.
]]>The post アジア角膜学会(ACS2020)のホームページへのリンクを設定しました。 first appeared on 日本角膜学会.
]]>The post 角膜カンファランス2021のホームページへのリンクを設定しました。 first appeared on 日本角膜学会.
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